Cherry MX Black
Cherry MXの黒軸。
Cherry MX系では一番古いスイッチの一つ。
初期の1984年辺りから現在まで、30年以上の現役商品。
製造年によって特徴が異なる。
ビンテージMX
初期の80~90年代に製造された物を指す。(Vintage MX Black)
初期の金型が劣化していなかったり、長い年月の使用の摩擦で消耗していたりなどの理由で、滑らかな場合が多い。
カスタムキーボード初期のGateronすら発見されてなかった時代には唯一の滑らかなスイッチとして貴重な存在だった。
正統Cherryスイッチの音と滑らかさをあわせ持つ数少ない存在として、現在でも重宝されている。
中期品(90年代~2017)
金型が劣化したにも関わらず更新されず、まるでサンドペーパーみたいな粗い感触が目立っていた。
ゲーミングキーボードにCherryスイッチが乱用され始めるとさらに劣化に拍車がかかった。
更新品(2018~、Hyperglide等)
Hyperglideなどの名前の元に金型が更新された。
ただし未だに製造個数は多く、金型も劣化と更新を繰り返している。
現在でも滑らかな正統Cherryスイッチを手に入れるのは運次第。